2019年04月一覧

マルウェアが自己デバックで分析を回避する

Twitterへの投稿を機に私たちの製品に関連するフォルダーを検索しているらしいマルウェアの存在を知りました ● 研究者による動作の把握を難しくするための特殊な構造をしていることが判り、さらにそれをひも解くことで、クッキーや資格情報を検索する動きもわかりました ● これらの試みも、マイクロ仮想マシン内に隔離するBromiumでは、危害をくわえることはできません。

マルウェア配布ネットワークの緻密な配置

米国を拠点とする12以上のウェブサーバで10種類のマルウェアがホストされ、大規模なフィッシング作戦の中での拡散に使用されています。 ● 異なる攻撃実行者の存在を想起する証拠があります。つまり、メールやマルウェアのホスティングを担当する行為者と、そのマルウェアを操作する行為者です。 ● サーバは、Necursボットネットの、マルウェアをホストするインフラストラクチャの一部であることを示しています。

Operation sharpshooterの背後にあるソーシャルエンジニアリング

欧米の金融サービスや政府機関、基幹インフラを狙ったスパイ作戦、Operation Sharpshooterがソーシャルエンジニアリングで企業組織内に侵入しています。 ●ソーシャルエンジニアリングは、技術的な方法以外の、人の心理的な隙や行動のミスにつけ込む手口で、背景には、FOMO(fear of missing out、「見逃してしまうこと」や「取り残されるかもしれない」ことへの恐れ)があります。 ● 単純でありふれた攻撃手口であっても人の性質上、避けきれるものではありません。