RACF運用管理、こんな時どうしますか? ー 保護の確認

RACF運用管理問題集

RACFの運用を管理していくには様々な課題をクリアしていく必要があります。

RACFの運用管理について、弊社で取り組むサポートやコンサルティングを通して対応してきた題目について4種の分野にまとめてみました。今回はそのうちの一つ、「保護の確認」についてです。(他の分野はこちら

RACFの管理に従事されている方々は、是非日ごろのご経験と照らし合わせてセルフチェックに使ってみてください。

「保護の確認」に関する問題集

Q1:特定のデータセットが保護されているかを確認するには?(回答例

Q2:特定のデータセットを保護しているプロファイルを確認するには?(回答例

Q3:特定のプロファイルがどのデータセットを保護しているかを確認するには?(回答例

Q4:どのデータセットが保護されているかを確認するには?(回答例

Q5:どのデータセットがWARNINGモード設定をしているかを確認するには?(回答例

Q6:全てのデータセットが保護されているかを確認するには?(回答例

Q7:RACFに定義されている全てのデータセットプロファイルを確認するには?(回答例

Q8:どのリソースクラスが保護されているかを確認するには?(回答例

Q9:どの開始プロシージャが保護されているかを確認するには?(回答例

Q10:APF設定されているデータセットの保護を確認するには?(回答例

Q11:PPTに登録されているデータセットの保護を確認するには?(回答例

「保護の確認」に関する問題集・回答例

ここでは上記の設問について、標準のRACFを使用した場合の例を挙げます。なお、各回答例の(Vanguardの場合)は弊社でご提案するVanguardを用いる場合の対応機能にリンクされています。

Q1:特定のデータセットが保護されているかを確認するには?

LDコマンドでデータセット名を指定して該当プロファイルを表示。表示されなければ保護なし。
(例:LD DATASET(‘BRDYK0.EXEC.RACF.CLIST’) GENERIC )
(Vanguardの場合)

Q2:特定のデータセットを保護しているプロファイルを確認するには?

LDコマンドでデータセット名を指定して確認する。
(例:LD DATASET(‘DEMO.SURROGAT.SURTABL’) GENERIC )
(Vanguardの場合)

Q3:特定のプロファイルがどのデータセットを保護しているかを確認するには?

LDコマンドでプロファイル名を指定して確認する。
(例:LD DATASET(‘DEMO.*’) DSNS NORACF )
(Vanguardの場合)

Q4:どのデータセットが保護されているかを確認するには?

データセットのリストを作成し、リストから1つずつデータセット名を選択し、LDコマンドでデータセット名を指定して該当プロファイルを表示。表示されなければ保護なし。
(例:LD DATASET(‘BRDYK0.EXEC.RACF.CLIST’) GENERIC )
(Vanguardの場合)

Q5:どのデータセットがWARNINGモード設定をしているかを確認するには?

SRコマンドでデータセット名の接頭辞を指定して検索する。
例:SR MASK(DEMO) WARNING (この場合はDEMOで始まるデータセットのみ対象)
(Vanguardの場合)

Q6:全てのデータセットが保護されているかを確認するには?

SETROPTSコマンドでPROTECLALL設定を確認する
(Vanguardの場合)

Q7:RACFに定義されている全てのデータセットプロファイルを確認するには?

RACF-DBをIRRDBU00ユーティリティでアンロードし、ICETOOLを利用してデータセットプロファイルをレポートする。
(Vanguardの場合)

Q8:どのリソースクラスが保護されているかを確認するには?

SETROPTSコマンドで表示された結果からACTIVE CLASSESを確認する。
(Vanguardの場合)

Q9:どの開始プロシージャが保護されているかを確認するには?

データセキュリティモニター(ICHDSM00)をバッチで実行し、STARTED PROCEDURES TABLEを確認する。
(Vanguardの場合)

Q10:APF設定されているデータセットの保護を確認するには?

データセキュリティモニター(ICHDSM00)をバッチで実行し、SELECTED DATASETS REPORTを確認する。
(Vanguardの場合)

Q11:PPTに登録されているデータセットの保護を確認するには?

データセキュリティモニター(ICHDSM00)をバッチで実行し、PROGRAM PROPERTIES TABLEを確認する。
(Vanguardの場合)
いかがでしたでしょうか。
弊社でご提案しているVanguardを使用すると、RACFの運用管理で必要になるタスクを高度な技術の習得する必要もなく容易に実践することが可能です。
今回の設問範囲について、Vanguardを用いた場合の例は各々の回答例でのリンク、または「Vanguardでできる!RACF運用管理 ー 保護の確認」をご確認ください。

Vanguardについて詳しくは下記のバナーから!
Vanguardイメージ画像

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