2025年9月15日(月)から18日(木)までの4日間、米国ミズーリ州セントルイスの Marriott St. Louis Airport にて、「Vanguard Security & Compliance 2025(以下、VSC 2025)」が開催されます。
メインフレームは、いまもなお多くの企業・政府機関において、ビジネスを支える基幹プラットフォームとして稼働し続けています。現在では、クラウドや分散システムと連携・統合されながら、その高度な信頼性・性能を活かしたIT基盤の主要な部分を担い、従来以上にセキュリティ態勢の強化が重要になっています。
こうした時代の変化を反映しながら継続的に開催されてきたのが、35年以上の歴史を持つ Vanguard Security & Compliance(VSC)です。
本イベントは、世界でも有数のメインフレーム・セキュリティに特化したカンファレンスイベントとして、IBM System z のセキュリティとコンプライアンスに関する豊富な知見を継承し、共有してきました。他では得難いこの学習と交流の機会は、メインフレーム資産と専門知識を次世代へ引き継ぐ場としても重要性を増しています。
今年のVSC 2025では、企業や官公庁におけるグローバルなサイバーセキュリティリーダーが一堂に会し、IBM System z 環境の防御に関する世界最高水準のトレーニングを提供します。サイバー脅威や保護戦略、システム構成、コンプライアンス対応などの最新動向を、70以上のセッションやハンズオン形式のラボを通して体系的に学ぶことができます。
開催概要
- イベント名:Vanguard Security & Compliance 2025
- 開催日:2025年9月15日(月)〜18日(木)
- 開催地:Marriott St. Louis Airport(米国ミズーリ州セントルイス)
- 主催:Vanguard Integrity Professionals
みどころ
- サイバー脅威と脆弱性に焦点を当てたセッションが多数登場
実際の攻撃手法や対応戦略を扱う「実践的セキュリティ」のセッションが今年は特に強化されています。
‐ バッファオーバーフロー攻撃の実演
‐ 攻撃段階の可視化と対策をZ環境で解説
‐ 今年の脅威トレンドと防御の方向性を展望 - z/OSに関連する幅広い技術トピックを体系的にカバー
RACF、CICS、Db2、USS、ISPF、REXX、暗号技術など、構成要素ごとの操作やセキュリティ管理に関する多彩な講義が開かれます。 - RACF管理者向けの実務に即したトレーニングが充実
「RACF 101」から始まり、構造設計、ロギング、レポート、Exits、Hands-On Lab まで、実践的なノウハウが提供されます。 - 暗号技術・通信保護の具体的な運用知識が学べる
zERT、AT-TLS、ICSF、キー管理、証明書活用など、z/OSの暗号・通信機能の運用方法が複数のセッションで解説されます。 - Vanguard製品を活用したソリューション紹介
Cleanup、Firecall、Compliance Manager、Self Help Password Reset、MARLA、SIEM連携など、Vanguard社製品群の最新機能と実践事例がまとめて紹介されます。 - 初心者や新任担当者向けの基礎セッションも豊富
「Basics of Mainframe」「Intro to ISPF」「REXX入門」など、メインフレームを初めて扱う参加者にもやさしい内容が初日に集中しています。
日本のユーザー企業様へ
日本国内でもIBM z/OSを活用している企業にとって、VSC 2025 は製品理解やセキュリティ戦略の見直しに役立つ情報源です。特に、近年高まるコンプライアンス要件やゼロトラスト対応の文脈で、RACFや各種セキュリティツールの適切な運用は避けて通れません。
参加・受講についてご興味をお持ちの方は、是非当社ブロードにお問合せ下さい。