BeyondTrust社は、市場調査会社のForrester Research社によるForrester Wave:Privileged Identity Management(PIM Wave Report)において2020年第4四半期の評価対象とした最も重要な特権ID管理ベンダーの10社の中からリーダーに選出されました。
特権ID管理(PIM)とは
特権ID管理(PIM)とは、PIM Wave Reportによると、
PIMスイートは、保管場所(ボールト)内の資格情報と機密を保護します。特権ユーザーの操作を監視し記録します。そして、WindowsおよびUnix / Linuxエンドポイントへのきめ細かな最小特権管理の手法を取り入れています。
PIMという用語は、BeyondTrustが通常用いるPAM(特権アクセス管理)という用語としばしば同義で使用されます。 BeyondTrustは、PIM / PAMについて広範なサポートをしており、ITまたはOT環境全体ですべてのユーザー(ヒトまたはマシン)、セッション、およびITとデータ資産を保護します。BeyondTrustではこれを、ユニバーサル特権管理と呼んでいます。
Forrester PIM Waveとは
Forrester PIM Waveは、最も重要なPIMプロバイダー10社を評価し位置づけるものです。ますまず増加するIT製品により、IT環境全体で爆発的に増加している特権アカウント、資産、さらにセッションの保護と管理をするための特権管理機能を必要とされています。Forrester PIM Waveのような独立した調査は、最新の特権管理の課題に対応できる能力に基づいて、PIMベンダーと製品に対する公平な評価、スコアリング、およびランク付けを提供する上でこれまで以上に重視されています。
PIM Wave ReportでのBeyondTrustの位置づけ
Forresterは3つのカテゴリー下に計24項目の評価基準を設けています。3つのカテゴリーは、「現行ソリューション」、「戦略」、そして「市場での存在性」です。
全24項目のうち、BeyondTrustは17項目で最高のスコアを得ています。
カテゴリーごとのポイント
「戦略」の観点ではBeyondTrust社は他を引き離した明らかなリーダーでした。このカテゴリー下の以下の項目で5点中5点獲得しています。
- ビジョン
- 市場へのアプローチ
- 実行性をもったロードマップ
- 補完製品とサービス
- 商業モデル
- 戦略的パートナ
「現行ソリューション」は製品ポートフォリオの観点での評価で二番手の位置づけでした。以下の項目で最高得点を得ています。
- クレデンシャルおよび機密管理
- セッションモニタリングと記録
- リモートアクセスとサポート
- 展開
- インサイトとレポーティング
今回の評価は「2020年6月時でのGA製品」を対象としており、直後に発表されたPassword管理のクラウド版が考慮されていなかった点が留意すべき点です。
「市場での存在性」では、顧客数、売上双方の面から別の1社と共に最高評価をされました。