【メインフレームニュースとは】
メインフレームは今なお、グローバルで企業の基盤として高い信頼性や大量のトランザクション処理が求められるシステムで使用されています。1987年の創業以来メインフレームの運用効率化、セキュリティ強化を実現してきた弊社からメインフレーム関連のお役立ち情報をご案内させていただきます。
ブラウザーベースの3270 利用について
長年にわたり、IBMメインフレームへのアクセス手段として3270ターミナルが利用されてきました。かつては物理的な端末を使用しており、現在では各利用者のPC 上に3270 エミュレータソフトウェア(例:IBM Personal Communications やその他のサードパーティ製ソフトウェア)をインストールする形で運用を続けています。
この方法は従来のメインフレーム資産を最大限に活用できる一方で、各PC へのソフトウェア配布・バージョン管理・メンテナンス作業に多くの手間とコストがかかっているのが現状です。特に、ライセンス料としてのソフトウェア費用の積み重ねは、近年のIT 予算の最適化が求められる中で看過できない問題となっています。
一方、現在のPC 環境には標準でWebブラウザが搭載されており、これを活用することで、専用のクライアントソフトを各端末にインストールすることなく、Web ブラウザ上で3270セッションを提供できるソリューションが実現可能です。
すでに多くの企業がブラウザベースの3270アクセス(例:IBM Host On-Demand や各種HTML5 ベースのターミナルサービス)を採用しており、導入実績も十分にあります。
ブラウザベースの方式に移行することにより、以下のような効果が期待されます。
- コスト削減:物理端末や専用ソフトウェアのライセンス・保守費用が不要になり、IT 運用コストを削減できます。
- 運用効率化:各PC へのインストール作業やバージョン管理が不要となり、運用負担が大幅に軽減されます。
- セキュリティ強化:集中管理されたWeb サーバを通じたセッションを提供することで、端末管理が一元化され、セキュリティポリシーの適用が容易になります。
- 柔軟なアクセス:PCに限定されず、将来的にはタブレット端末など、マルチデバイス対応も視野に入れたユーザビリティ向上が期待されます。
メインフレームのアウトプット有効利用
現在でもメインフレームのバッチ処理は多くの企業で利用されていますが、バッチ処理の実行結果やSYSLOG などを直接紙に出力せず、3270 ターミナルを通じて参照されていると思われます。
弊社でもメインフレームのアウトプットを3270 ターミナルから参照するソリューションを提供しておりますが、最近ではブラウザーからの利用も増えております。





上記は弊社が代理店を務めるSEA社が提供する$AVRSによるソリューションですが、ブラウザー利用についてご興味がありましたら、弊社営業までお問合せください。
$AVRSについてご興味のある方はこちらまで