QuickGenレポートはAdministrator、Advisor、AnalyzerおよびOffline製品で利用できるレポート作成機能です。標準レポートのデータを自由に加工してレポート作成できるだけでなく、CSVやEメールによる出力も可能です。Eメールの添付ファイルとしてはhtml、テキストおよびPDFファイル形式での出力が選択できます。当初はREXXやCLISTから呼び出して利用できるTSO/RACFコマンド生成ツールでしたが、タグ言語(QGTL)が拡張されレポート機能が便利なツールに成長しました。
QGTL(QuickGen Tag Language)
QGTLはVanguard QuickGenレポートのフィールドや制御情報を指定してレポートを作成できるマークアップ言語で、各製品のユーザーガイドにVanguard QuickGen Tagとして言語ルールおよび規則が記述されていますので、詳細はユーザーガイドを参照下さい。(和訳した説明書をご希望の場合は弊社サポートまでご連絡下さい)
QGTLで使用できる定義の種類は、COMMAND、CSV、REPORT、HEADER、FOOTER、INSERT、COMMENT、BREAKON、PAGE1、FLDEXIT、EMAIL、SORT、SUBJECTなどがあり、これらを組み合わせて使用します。尚、EMAILを使用する場合には更に、TO、CC、BC、FROMが追加指定できます。
以下はQuickGenを利用したAnalyzerレポートの定義サンプルと結果です。
QuickGenの呼び出し方法
QuickGenはISPFパネル上でレポート出力方法の1つとしてQGを選択してテンプレートを作成・編集します。以下はAdministratorのパネル例になりますが、QuickGen利用前にはVANSAMP(QGVSAM)で予めテンプレート保存先を初期化します。
QuickGenは以下のパネルからNEWを指定してテンプレートを作成します。新規作成したテンプレートは名前を付けて保存し、呼び出して再編集することができます。
レポート定義に利用できるデータ名はレポートの種類により異なるため、FIELDSコマンドで利用可能なデータ名(定義上では&変数名で利用)を確認して定義します。